蛇のお社:抑えられない気持ち
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- 日時: 2011/03/21 06:52:37
- 名前: 樹
- 「抑えられない…」
気が付くと、眼の前には、横たわるユーザ・・。 「あ、また・・噛んじゃったんだ・・」 胸の切なさに耐え切れなかった結果がそこにはあった。
「あーん・・・・・ガプッ」 程なく、バタリと蛇の力によって気絶したユーザ。 「ごめんね・・ユーザ・・・・ちゅっ、んちゅ・・」 一応の謝罪の言葉を述べるが、そのまま、ユーザの身体を舐める蛇子。 異常な光景、異常な性行動、かといって、蛇子はこれ以外の発散の仕方を知らなかった。 「ん、ちゅっ、ぺろ・・れろ・・ちゅうううううっ」 けれど、どんなに舐めて、愛撫しても、蛇子は満足しなかった。 つまり、どうしても、根本な事柄が抜け落ちているのだ。 蛇子は、自身ではどうしようもないジレンマに陥っていた。 思いは虚しく、切なさだけが胸に広がる。 「欲しい・・もっと欲しい・・ユーザが欲しい・・」 そっと、ユーザの手を取る蛇子。 「いつも撫でてくれているユーザの手・・・」 「んちゅっ、ちゅっ・・れろ・・愛しい・・・・んっ・・」 ユーザの手を唇に這わした後、そのまま、自分のほほ、あご、首へと滑らしていく。 「あぁ・・ユーザ・・気持ちいい・・よぅ・・」 そして、もっと下へと滑らせていく。胸、お腹と来て、ついには性器へと。 「んぅっ・・、ユーザの指が・・擦れて・・ぁ・・」 高鳴る鼓動、只、己の欲求のまま、弄び、自慰にも似た行い。 相手の全てが欲しいと思う故に蛇子は臆病になっていた。 「ユーザ・・交尾・・したい・・」 蛇子は、いつもは絶対に言えない事を言った。 「お願い・・交尾・・させて」 思いを口にする事を蛇子は自分で禁じていた。 「ユーザと交尾がしたいよ・・・」 一度、口にした思いは、堰を切った様に溢れた。 「私って、馬鹿だ・・」 ユーザを気絶させて、ユーザの手を使い自慰をし、その上、ユーザと交尾がしたいと言う。 こんな自分は滑稽以外の何物でも無いと蛇子は思った。
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