蛇のお社:最後まで・・。
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- 日時: 2012/04/28 15:16:59
- 名前: 樹
- 「馬鹿・・」
抱きしめてくれて、その後のキスがとても嬉しかったのにこんな返し方しか出来なかった。 心はユーザが欲しくて堪らない。胸が苦しくてとても辛い…。 あんなことをしたのに、ユーザはずっと抱きしめてくれている…。 そんな風に混乱して思考がぐるぐる堂々巡りする中、ユーザにそっと囁かれた。
『蛇子が欲しい』
「・・っ・・」 な、何て事を言うのっ、と言いたかった…けれど言えなかった。 「んぅっ!・・ん・・・ふぁ」 やっぱり突然、口を塞がれてしまって、鋭い痺れの後にふわふわとした気持ちよさが体中を巡る。 それ以上は何も考えれなかった。考えたくもなかった。 今ので眼の端からもっと相当量の涙が溢れ出したのが分かる。 自分が望んだ事…。それ以外の何事でもない。 自分が欲する様に相手も欲してくれる…。 もう一欠片の理性も無くしたくなって、これ以上我慢なんていらないと思って。 「私も・・・欲しい」 そう呟いて、抱き合っていたユーザの下半身に手を伸ばした。 ユーザが『ん、あっ』と声を上げる。やっぱり私のと同じくらい敏感なんだ…。 そっと撫でたり、上下に摩ったり、軽く握ってみたり、もうこんなにと思うくらい布越しでも硬く大きくて、その得体の知れない感触に心奪われていった。 やられっぱなしで癪に障ったのかユーザが胸と腰の辺りに手を伸ばしてきた。 性急な手つきで切羽詰まっているのが分かって嬉しくて堪らない。 舌を入れるキスも一緒に強請って来て、私の胸の高鳴りがその胸を抑える手から伝わらないかと思った。 その時、私が声を上げる間も無くユーザの手が服の隙間から滑り込んで来て、胸の突起や敏感なアソコを擦り上げ、布越しでは得られない快感に為す術を徐々に無くし翻弄されて…。 「ひっ、んぁっ…んぅ…あっ…ぁっ…ゃ…んぅあっー!」 ユーザさんに抱き付いたまま達してしまった…。 好きな人にされる快感で頭の中が真っ白になって今までの胸の苦しさも軽く取れた様な気がして、自分が壊れてしまいそうとも、それでももっと欲しいとも思う自分も居て不思議な気持ちだった。 「その・・達してる間も優しく抱きしめてくれて・・ありがとう・・」 何も言わず撫でてくれるユーザが愛おしくてたまらくて・・。 ・・・? ユーザが苦笑いをしてそっと耳元で囁かれた。 『もうここがつらくてたまらない・・・口でしてほしい』 口でしてほしいなんて・・ユーザは・・。 けれど拒めない、好きな人が求めてくれた事は何でもしてあげたい。 さっきより大きく硬くなっている様な気がする。 そっと唇を寄せて確かめる。 「ちゅっ、んちゅ・・んぅ・・ちゅ・・・はぅ・・」 幹に沿って唇を這わせていくと先から粘液が出て、私の唾液と一緒になっててろてろになってくる。 気持ち良いのかな、そう思って眼を見ると頭を撫でてくれた。 そのまま幹全体を唇で窄めて擦るとうめき声を上げてたまんないって教えてくれた。 「じゅぷ・・じゅちゅ・・じゅぷっ」 ある程度決まったリズムで擦り上げていく、少し早めるととろけた顔をして、少し緩めるともどかしそうにして、私がユーザを操作してるみたいでとても可笑しかった。 そんな余裕が有ったのは最初だけでその内、私もなんだか切ない気持ちになって・・ユーザにご奉仕しながら自分のアソコを指で弄ってしまっていて、えっち・・変態・・すけべ・・・ユーザの眼がそう言っている様に私の痴態を眺めているのにも、また達してしまいそうな程感じてしまっていた。 その時、ユーザが『このままじゃ出ちゃうから離していい』って言っていたみたいだけど、私は頭がぼーっとしてて、ずっとお口で愛撫してて瞬間まで気付かなかった。 「じゅぷっじゅぷっ、んぶっ!?」 口の中でビクンとしたと思ったら生温かいどろっとした液体が出てきてびっくりして口を離してしまった。 口から離れたユーザのはまだ欲望を吐き出していて、そのままいっぱい顔にかかってしまって私は少し呆然とした。 ユーザのは少し苦くてえっちな匂いがいっぱいして、中も外も汚されてしまったけど気持良くなってくれたと思ったら素直に嬉しくてちょっと感じてしまった。 ユーザが慌ててティッシュを探してたけど、なんだか勿体無くて指ですくって全部舐めてしまった。 「ユーザの・・えっちな味がするよ・・・」 そんな私の姿にユーザのが反応して可笑しかった。 「次はここだよね・・・」 ユーザの手を握って導びく、えっちな液体で濡れて欲望の象徴の様なアソコを確かめさせる。 「こんなになってるのはユーザの所為だよ・・。ねぇ、ここにちょうだい・・さっきのちょうだい・・!」 ユーザが見てる。いつもの眼じゃない。獣の様な欲望に血走った眼をしている。ぞくぞくする。 「ユーザので頭がおかしくなっちゃった。欲しくて・・たまらないよ・・」 必死の誘惑だった。一秒だって待てないから。 普段なら恐ろしく思うくらいの勢いでユーザが伸し掛かってきて、胸を荒く揉む。胸だけじゃない、お腹やお尻や足の付け根、どこでも柔らかい所を探して掴んで揉む。首や顔には荒っぽくキスをしてくれる。 「あっ、んっ、ぅあっ、んあっ、はぁっ」 私は体を明け渡してだらしなく喘ぐ。もうなんでもいい、ユーザがくれるものならなんでもいいって・・。 「ひゃあああああああっ!?」 そう思った瞬間、凶器の様に硬くなったユーザので擦り上げられた。なんとか入れようとしているのか敏感な所を何度も擦られる。刺激が強すぎて喘ぎ声とも悲鳴ともつかないよがり狂った声を上げて、待ちわびた瞬間を迎える。 「んひゃあああああああああああ!」 徐々にこじ開ける様に貫かれ、ズキンとした痛みが来たと思ったら敏感な部分を擦りながら奥まで突く動きが始まった。その結果、鈍い痛みと快感が合わさった強烈な刺激で頭が混乱して、今、この瞬間すら何か分からなくなった。 「んあっ、あっ、んぁっ、んぅっ、はっ」 −−−−−−−−− 『も、もう、出る・・』 しばらくしたら、ズプッズプッと粘膜同士が擦れる音の間から、しどろもどろにそう聞こえた気がした。 そうしたらビクンと体が跳ねてからユーザが出してるのが分かった。出されてると思うとお腹の奥から温かい感じが体中に広がって私も絶頂した。 ちょっと落ち着いたらユーザに中で良かったのかって言われて、つい「遠慮なんてしないで、もっと中で出して・・」と言ったら問答無用で入れてくれた。 「はあっ、はっ、あはっ、はあっ、あっ」 その後は何度も何度も突かれて、ただ喘ぐだけの物のになった私は何度もユーザの欲望を受け入れた。 欲望を吐き出している時は一瞬ビクっと震えてから、ドクンドクンと中でたっぷり出して私を満たしてくれた。気持ち良いって、キツくて心地良く締まるって、何度も何度も。 私にズプズプと押し入ってくる感覚と必死になってそれをしているユーザがえっちで気持ち良くてもっともっととせがんだ。 痛みはもう無くって嬉しくて歓喜以外のなにものでもなくて、ユーザが出す度、私も絶頂してのくり返し。 初めてだったのにそんなに痛くなくて、その日が終わるまで何回したか分からなくなったけど最後までずっと抱き合って幸せでした。(次の日は下半身の違和感で何も出来なかったけど・・・。) (了)

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