へち絵板No.104
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- 日時： 2010/09/28 00:46:42
- 名前： ハバネロ
- 参照： http://be-sp.com/ukahech/oekaki/data/hechi_000130.png
- 怒張した性器が私ののどの奥を突いた。頭をつかむ両手がえづくことを許してくれず、悲鳴は生まれる前に消えた。鼻の奥から性器のにおいが遡ってくる。
「ああ、ヌヌ葉さん、ヌヌ葉さん」
頭上から降ってくる声が、なぜかとても遠く聞こえた。
「ヌヌ葉さん、ヌヌ葉さん、愛してるよ、ずっと見てた、ヌヌ葉さん、ぼくの、ヌヌ葉」
私はこの人が誰かすら知らない。けど、どうでもよかった。とにかく早く終わればいいと、それだけずっと思っていた。乱暴に頭を動かされて、脳震盪でも起こせればよかった。喉の奥から胃液の饐えた匂いが混じり始める。
「ヌヌ葉さんの小さい口、気持ちいいよ、ヌヌ葉さん、上手だよ、ヌヌ葉さん」
顎ががくがくして力がはいらない。腰も、足も、既に脱力しきっている。この人はどうして飽きもせず私の名前を呼ぶのだろう。それとも、呼ばれているのはもしかして、私の名前ではないのだろうか？ ああ、それにしても、顎が痛い。顎をはずした事はないけれど、外れるときってこんな感じなのだろうか。
「ヌヌ葉さん、ああ、愛してる、ヌヌ葉さん、ヌヌ葉さん」
体中痛くて、もうどこが痛いのかよくわからないけど、やっぱり顎が痛い。弾みできった唇も痛い。がっちりと抑えられた頭も痛い。腰も、おなかも、足の間も痛い。もしかしたらまだ血が滴っているのかもしれない。
「ヌヌ葉……ヌヌ葉さん、ヌヌ葉さんっ」
舌と上あごを押しのける性器がびく、と震え、圧力が増した。涙ににた塩味が口の中に広がる。もしかしたら私の涙なのかもしれない。
「うっ、出すよ、出すよヌヌ葉さん、ああっ、ヌヌ葉」
どぷっ。
口の中に広がるうすにがい涙味。
「のんで、のんでヌヌ葉さん、全部、飲んで、こぼさないで」
口の中で性器が跳ねる。涙がたくさんたくさん口の中に広がる。涙にしては生臭い――もしかしたら、これは私の流した血なのかもしれない。
「ネットアイドルのヌヌ葉さんを、あの日、見てから、ずっとずっと、ずっと犯したいって思ってたんだよ。ねえ、ヌヌ葉さん、おいしい？ ぼく、おいしい？ ねえ、ヌヌ葉さん、ぼくを受け入れてくれたんだよね？」
精液が喉に絡みつきながら落ちていく。消化管さえも侵していく。
「ヌヌ葉、愛してる、愛してるよ」
空虚な言葉――まるで、幽霊みたい。
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Re: へち絵板No.104